「職場は何より人間関係が大切!!」と思うのに「人間関係がうまくいかない」と悩む人々

人間関係
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こんにちは。
明日からは寒くなるという噂を聞いて恐れている福満です。
いかがお過ごしでしょうか。

昔、とある会社での採用に関する面接の場でこんなやりとりを聞いたことがあります。

私は職場においては人間関係が一番やはり大切だと考えます。公平な人間関係だと聞いて御社で働きたいと感じております。

面接官
面接官

なるほど。それは何故ですか?また、人間関係を良くするためにどう工夫していますか?

色々人間関係で悩まされてきましたので、、、苦笑。嫌な事されても流して忘れるように気にしないように、嫌な人とはなるべく関わらないようにしています。

そして驚く私

その時はちょっとした違和感で終わったんですけどね。この人結局入社してこなかったですしね。
今ならこの違和感の理由、説明できます。

このやりとりに違和感のない人、、、。
むしろこの面接受けてる女性に共感100%!ってなってしまう人。

そんな人は今日のテーマ「職場は人間関係が大切!と思うのに人間関係がうまくいかない」そんな人かもしれません。

「人間関係が大切です。」と言いながら実際の行動は、、、、?

人間関係を大切にします。
人間関係が大事です。

これ、別に悪くないですよね。

嫌な人の事は気にしない。
嫌な人とは関わらない。

これも私は時には良いんじゃないかと思います。

ですが、最初の例のような組み合わせでこのセリフを言った時、、違和感や矛盾を感じませんか?
実はこのセリフ「職場の人間関係」に対する本音が漏れ漏れなのですよ。。

この人からどんな本音が聞こえますか?

私にはこう聞こえます。

「私はただ居心地の良い人間関係のところで働きたい。」
「今まで嫌な人のせいで嫌な目に合ってきたからそういうのじゃないところで働きたい。」
「今まで嫌な人のせいで嫌な目に合ってきたので防衛策としてそういう人は避けます。」
「嫌な事されたら嫌だとは伝えずただ我慢してそして逃げます。」


、、、、どうでしょうか?

「人とはあまり関わりたくないです。」というのならわかります。

でもこの人は、職場のプライオリティナンバー1に「人間関係」をあげて「大切だ」と言いつつ現実にやっている事は
「嫌な人は避ける」「嫌な事感じないようにする。」だけなんですよ。
これ、人間関係よくする努力をしているといえるでしょうか。

はい。要約すると
「私にとって心地よい人間関係のところであることが1番大切です。そういう場所をただ探しています。」って事です。

そしてもう一つ。
「人間関係が悪くなるのは、誰か「嫌な人のせい」である。」という考えまで透けて見えるような気がしませんか?

どうでしょう?
このような場合、人間関係が悪くなると「嫌な誰か」のせいにして結局、辞めてしまいがちです。
だって 「私にとって心地よい人間関係のところであることが1番大切なんだもん。「仕事内容」よりなによりも。

なのに「人間関係を良くする努力はしない」わけなので当然ですね。

「いつも結局、人間関係がうまくいかない。」人が隠し持つ感覚とは?

さすがにこの例は大げさだよ、、と思うかもしれないですね。
ま、私もびっくりしたのでここまではっきり表す人は少ないかもしれません。
でも少なくてもこの本人は「自分のやっている行動、発言」について何も問題を感じていないどころか、
・なぜか職場の人間関係がややこしくなっちゃうのよね。
・私は人間関係を大事にしているのにな。

と困っているわけです。

そう。
この「気付かなさ」こそ悩みが解決しない原因です。
そしてこれは珍しい事ではないんです。

例えばこんな悩みを持っている人、、、、

  • いつも職場の人間関係に恵まれない。
  • 最初は良いけど途中から人間関係が行き詰る。
  • いつも嫌な人間関係を我慢している。
  • いつも職場に誰かしら嫌な人がいて、だんだん人間関係が嫌になる。職場、会社に行きたくなくなる。
  • 仕事内容より人間関係の方が大事だと思う。(でもうまくいかない)
  • 最初は良い感じなのにいつの間にか損な役回りを引き受けさせられる。

こんな風に感じているとしたら 「私にとって心地よい人間関係が1番大切です。そういう場所をただ探しています。」 が本音かもしれません。
別に探すのは良いのですが、問題は「自分で作ろう」という気概がない事です。

不本意でしょうか。

ではこうつぶやいてみて下さい。
「私は自分で人間関係を作る能力がありません。だから不安を感じない人間関係の中に入れて欲しい。」

これ、結局同じ事なんです。

自分では人と繋がれない。
不安だから平和にしたい。安心したい。

そんな感覚です。

呟いてみてどんな感じがするでしょうか。
・ドキドキする。
・怖い。
・そんなはずない、と思うのに胸が痛い。
・緊張感がくる。

そんな感覚があるかもしれんません。

「人間関係の問題がうまくいかない」が繰り返されるのはどうして?

人間関係は、自分と外側の世界との関係です。
つい、自分ではなく相手ばかり見てしまいます。

でも、それでは実は上手くいかない事が多いんです。それは

「自分を見ていない」から。
「自分から繋がろうとしていない」から。

「自分を見ていない」という事の意味は「自分の恐怖や本音を見ていない」という事です。
「私は自分で人間関係を作る能力がありません。だから不安を感じない人間関係の中に入れて欲しい。」
この感覚のある人の「人間関係が大切」の本当の意味は
・「人が怖い」
・「人が信じられない」
・「人と関わるのが怖い」

・「私は人と対等に繋がれない」
という意味です。

それを「人間関係が大切」という綺麗な言葉で、表現するから聞いている方は違和感を覚えます。
そしてこの綺麗な言葉で何よりも自分自身を誤魔化しています。

・仕事内容よりなにより「人間関係」を重んじながら
・実際は「嫌な気持ちを我慢する」「嫌な人から逃げる」しかしていない。

この現実の行動がそれを表しています。

この人にとって大切なのは「人間関係」ではありません。
「自分が人間関係で傷つかない事」なのです。

、、、、それくらい、本当は「人間関係が怖い」「人が怖い」「人と関わるのが怖い」という事です。
まずその気持ちに気付くことが大事なんです。

それでも「良い人間関係」が欲しいですか?

そして「自分から繋がろうとしていない」という事実。
よさそうな人間関係の会社に入ったとしても「自分が人に関わる」という事をしなければ人間関係は作れません。

良さそうな人が近づいてきてくれるのをただ待っていても、、
そもそも関わってみなければ相手の事もわかりませんよね。

そして
どんなに自分が誠意をもって接しても、
いくら気が合うと思っていても

人と関係する限り、傷付くリスクってあるんです。

人と関わらない事を選びながら、良い人間関係を、、、と言っても無理なんです。

そして人と対等に繋がりたい、良い人間関係を作りたい、と思うなら「嫌な事」を我慢するだけではなく
「それは嫌です。」「それは違うと思います。」と伝えなければいけない場面も出てきます。
いくら「会社の人間関係だから」「職場の人間関係だから」と割り切ったふりをしてもやっぱり関わる以上、心は色々感じます。

嫌な事や傷つくこと、がっかりする事、、それもきっと出てきますよね。

「人間関係が、、」と言いながら「逃げる」という行動をこれからも続けるのか。
傷つくリスクがあっても、人と関わって、自分にとっての良い人間関係を作っていきたいのか。

それは自分で決める事が出来ます。
いえ、自分でしか決められません。

これから先、どう生きたいでしょうか。

「人と良い人間関係を作りたい。」
「職場、会社で気持ち良い人間関係を築きたい。」
「大事な人と、良い関係を憑くっていきたい。」

「人と対等に繋がりたい。」

そう思ったら、ぜひ、自分の中の 「人間関係が怖い」「人が怖い」「人と関わるのが怖い」
その感覚を受け入れて、ここ、向き合っていきましょうね。


おしまい。

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