こんにちは。
大阪・東京で活動しております、心理セラピスト、福満多岐子です。
いつも欲しいものは、横から誰かが奪っていく。
欲しいものは自分の手には入らない。
こんな感覚で生きているならぜひ読んで欲しい記事です。
手に入らないものを「奪われた」と感じるとき
自分が持っていないものを持っている人。
自分が欲しかったものを持っている人。
自分ができないことをしている人。
自分が挫折したことを達成している人。
そういう人を見たときに、
「悔しい」
「私だって!」
という感情を持つのは、悪いことではありません。
でも、
・本当は私のものだったのに
・あの人はずるをしている
・あの人に奪われた
・あの人嫌い
・あの人に攻撃された

というふうに感じてしまうなら、今日の記事は必ず最後まで読んでください。
誰かの成功が、なぜ苦しくなるのか
例えば。
売上の良い同僚。
誰かの満席の講座。
お客さんや仲間に囲まれている、かつての同僚。
SNSでも簡単に他人の状態が見られるようになって、そういうのを見ると、とても苦しくなる人、いると思います。
それで相手を攻撃していたら問題ですけど、そうじゃないなら、
これは「性格が悪いんだ」と自分を責める必要はないと、最初に言っておきますね。
これ、SNSから離れる、というのも一つの手段ですが、
今日は、そもそもこの「苦しさ」の正体の根っこを見つけて終わらせる方向で、この記事を書いていきますね。
*
「よかったね」と思える人、思えるときは、何の問題もありません。
でも、
胸がざわつき、
「先を越された」
「お客様を取られた」
「もう私は必要とされないかもしれない」
「あいつのせいだ」
そんな感覚になる人もいます。
「奪われた」と感じる人に起きていること
私は、オーダースーツのあるブランドを担当していたのですが、どの百貨店にも入っているブランドなんですね。
なので、こんなふうにぼやく先輩社員も多かったんです。
「他の店で、イベントをされたらお客さんが取られる」
というようなことです。
まあ、少しは影響ありますけど、現実はそんなことはありませんでした。
で、その人たちはもともと、
怠けていたわけでも、仕事をしていなかったわけでもありません。
むしろ、とても一生懸命でした。
でも、そういう発言が多い人には共通点がありました。
・とても苦しそうで
・いつも怒っていて
・お客さんを見ていない
・ライバルの売上や評価ばかりを見る
・だんだん成績が悪くなり
・サボり始める
ということです。
「あの人はどれだけ売れたんだろう」
「あの人ばかり評価されている」
「あの人が売れたら私が売れない」
そんなことばかり考えてしまう。
*
こうなってくると、もうお客様は数字になる。
その人がちょっと他の店で買い物をしたら「裏切り」と感じる。
同僚が良い企画を考えて宣伝したら、
「奪いに来た!」
と感じる。
しかも、
お客様を喜ばせようとか、
良いものを提供しようとか、そういう目線ではなくなるので、
結局、売り上げは落ちてしまうんです。
だからますます、
「奪われた」
「あいつのせいだ」
と、自分を被害者だと感じてしまう。。
そんな悪循環が生まれてしまうんです。
**
これは、とても苦しい状態です。
では、なぜこんなことが起きるのでしょうか。
本当の原因は、「あの人」ではない
本当に苦しい原因は、あのライバルではありません。
心の中に、
「価値は奪い合うもの」
という感覚があるからです。
誰かが評価されたら、自分の価値が減る。
誰かが選ばれたら、自分は選ばれない。
誰かが成功したら、自分の居場所がなくなる。
そんな前提があると、ライバルはライバルではなく、
仲間は仲間ではなく
「自分から何かを奪う敵」
になってしまいます。
「奪われる」感覚は、もっと昔から始まっている
この感覚のスタートは今の現実ではなく、
もっと昔に身につけた感覚が反応しているのです。
例えば、こんな言葉で、あなたは「もらえない側」「奪われる側」にされてきたのではないでしょうか。
「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」
「お姉ちゃんなんだからできて当たり前でしょ」
「あら、お姉ちゃんも上手だったけど、妹は天才ね」
「女なんだからお兄ちゃんが優先で当たり前でしょ」
「お姉ちゃんは体が弱いんだから休みの日は手伝いなさい」
「お姉ちゃんなんだから妹に譲ってあげなさい」

兄弟があなたから奪ったわけではないかもしれない。
親が誰かを優先したり、あなたに我慢をさせたりした。
そうだとしても
「あの子に取られた」
「私はもらえなかった」
という感覚が残ります。
「結局、自分は選ばれない」
「認められるには頑張らなければいけない」
「誰かより良くなければ愛されない」
「選ばれなければ価値がない」
そんな世界を生きてきた人は少なくありません。
そして大人になって、誰かが自分の欲しかったものを手に入れたとき、
「また、私は奪われた」
と感じる。
昔の感覚が、反応してしまうのです。
本当に大切なものが見えなくなる
そして、一番もったいないこと。
それは、本来見るべきものが見えなくなることです。
あなたが本当に見たかったのは、ライバルではありません。
目の前のお客様だったり、あなたの夢だったり、ではないですか?
どうしたらいいものが作れるか。
どうしたら喜んでもらえるか。
どうしたら役に立てるか。
どんな未来を作ることができるか。
そこに向けたかったエネルギーが、
ライバルを見ることに使われてしまう。
恨むことに使ってしまう。
これでは苦しいのは当たり前です。
時には、同業者を批判したり、悪く言ったりすることで、少し安心したような気持ちになる人もいます。
でも、それは安心ではありません。
不安を一時的に紛らわせているだけです。
そして、その言葉は、
同じように誰かを下げることで安心したい人を集めてしまうのです。
本当に届けたい相手との距離は、少しずつ離れてしまいます。
仲間も、前向きな人や、本当の意味であなたを応援する人は離れていきます。
残るのは同じように、
「奪った、奪われた」の世界で生きる人です。
誰かに勝っても、安心は手に入らない
誰かに勝つことが、安心をくれるわけではありません。
先に、
「誰かに負けることがあっても自分の存在価値はなくならない」
「誰かが手に入れることは、自分が奪われることとイコールではない」
という、自分の存在に対する安心を手に入れることです。
安心できない心のままでは、次の誰かを見つけるたびに、またライバル視、いえ、敵視して、
戦いの人生になってしまうのです。
「奪われた」から、「受け取っていい」へ
解決のために
大事なのは、
「奪っていった気がする、その相手」を怒りや恨みで見つめ続けることではなく、
「なぜ私は奪われるように感じるのだろう」
という自分の気持ちを見つめること。
子どもの頃に抱えて、あなたの中にずっとある、
・奪われた
・貰えなかった
・本当は欲しかった
という気持ちに気づいて、癒していくことです。
そしてね。
・自分はちゃんともらっていい存在
・奪わせなくていい
・受け取れる存在
ということが腑に落ちたとき、
あなたは、あなたの「本当の目的」に向かって進むことができます。
例えば、お客様に喜んでもらいたい。
例えば、服が好き。
そんな素直な気持ちで、目標に向かえるようになったとき、
もう、
「あの人が持っているから、私は持てない」
ではなく、
「私も欲しい」
と言えるようになる。
人が持っているものを、
「奪われた」
と感じる人生ではなく、
自分も欲しいものを欲しいと言えて、自分で取りに行ける人生へ。
本当は、あなたが欲しかったのは、
「誰かに勝つこと」ではなかったのかもしれません。
それでは、また。
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