大阪のリトリーブサイコセラピー心理セラピスト福満です。
今日は「信じることが怖い」「自信がない」「疑ってしまう」そんなお話です。
「好きだよ」と好きな人に言われても、「期待しているよ」と上司に言われても。
嬉しいんだけど、だんだん不安なる。
そんな風に思ったことはありませんか?
そしてどんどん不安になったりだんだん苛々したり、、、
不安が「疑い」を生み、「喜び」を消す
ずっと頑張ってた仕事が認められて企画チームのリーダーになったAちゃん。
選ばれた瞬間は誇らしい、うれしい気持ちでいっぱいでした。
いつも応援してくれていた部長に「Aが選ばれたのか!!期待してるよ!!!!」と言われた瞬間、一瞬スッと心に不安が走りました。
「え?知らなかったの??」
一瞬そう思っただけなんです。でも、、、聞けない。だんだん不安になってきます。
「もしかして何でこいつなんだろうって思っているかもしれない。」
「もしかして部長は反対だったかもしれない。」
そんな時に仲良しの先輩が声をかけてくれました。
「おめでとう~~!先越されちゃったな!でもいい企画だよね!応援してるよ~」
Aちゃんはやっぱり少し不安になっていきます。
「先越されちゃったって、、。本当は全然納得してないんじゃない!?」
「調子に乗んなよ、それくらいの企画で、とか、、」
「もうこれからは今までみたいにアドバイスとかしてくれないのかな」
もちろんAちゃんは聞けません。頭の中でグルグル想像してしまう。
何だかだんだん不安になってきて最初のうれしい感覚が変化していきました。
その時後輩が笑顔でこう言いました。
「先輩!!!びっくりした~~~!!すごい!嬉しい!!おめでとう!」
Aちゃんはみんなに「ありがとう」と言いましたが、
心の中では不安がどんどん大きくなるのでした。

「本心では私には無理だって思ってんじゃないかしら。」
「本心ではつまんない企画って思ってんじゃないかしら」
「うまくいかなかったらみんな、ザマ見ろって思うんじゃないの」
そんなふうに感じてしまう自分自身のことも何だか心が荒んでるようで、、、どんどん気持ちが落ち込んでいきました。
*
Aちゃんって「被害妄想過ぎるよ!」と思うかもしれません。
でもそんな「不安」な気持ちに心当たりのある人もいるんじゃないかな。
そんな「不安」を感じた時に人が無意識にしてしまう作戦が大きく3つあるんです。
「不安」をなかったことにする
まずこれ。
感じた不安を打ち消したりフタをしたりするパターン。
でもね。感情って消えないんです。「不安じゃない不安じゃない」と言い聞かせるのは、まるで火の元を見ないで火事を消そうとしているようなものなんです。不安は消えるどころかますます大きくなりがちです。この作戦をとるとずーーーっと心に不安を隠し持ちながら過ごすことになるので、仕事も、人間関係にもどんどん疲弊していきます。そのうち全部止めてしまいたくなることや疲れ果てて挫折してしまう事も多いです。
不安を「怒り」に変える
- 「お前が選ばれたのか??って知らなかったみたいな言い方すべきじゃなくない?」
- 「上に立つ者としてもっと部下を気持ちよく励ませないのかしら、、、。」
- 「先輩もさ。なんかどういう意味なのかしら。先越されちゃったねって嫌味だわ!」
- 「後輩もよ。びっくりしましたって失礼じゃない?」
最初は「不安」として感じていた感覚がだんだん「怒り」に変化していくパターンです。そして不安な相手を「敵化」していきます。怒っていると人は「不安」を感じなくて済みます。そしてさらに怒りってパワーにもなるんですね。

- 「悔しかったら自分が頑張ればいいじゃん」
- 「あいつらに負けないように!絶対失敗したくないわ!!」
- 「やってやる!」
というエネルギー源にもなります。
- 「っていうか別に私が頼んでやるわけでもないしね!選ばれたからやるだけで!」
と思えば責任を負う怖さからも逃げることができます。
「怒り」って便利なんですよね。
でも、本来、部長も先輩も後輩も「応援」してくれているんですよね。そして何にも悪いことはしてないんです。それなのに怒りをぶつけられたら人間関係はどうなっていくでしょうか。
それに「怒り」で「見返す」ために!というパワーの出し方では、いつでも仕事は「戦い・争い」となっていきます。それって本当に望んでいる事でしょうか。
「不安」をブレーキにする
- 「私なんかより先輩の方が適任だし」
- 「嫌われるくらいならやめておこう」
- 「できないかもしれない。迷惑かけるかもしれないから、、」
そうやって、どんどんと自信を無くし、いつのまにかその役を降りてしまっうパターンです。
そしてまた元のポジションに戻って「安心」するんです。
このパターンだと人生が進みにくく成長も夢をかなえていくことも難しくなってしまいます。そして、実は不本意にブレーキをかけているので、心のどこかに「怒り」そして「恨み」をためやすいパターンでもあるんです。
あの時やっていればなあ、、という後悔や「あの時ああ言われたから」という感覚が無意識に蓄積されやすいんです。
「不安」で「現実」を壊すパターンの解決方法は?
実は3つとも「不安」を感じたくない!!という恐怖から逃れようとしているときにおこる状態なんですね。どれも無意識で起こってしまいますが、そのどれもが例えひと時はうまくいたとしても、、、「人間関係」や「自分の人生」の妨げになってしまいます。
この「不安」の解消には
- 現実を見る
- 自分の不安の根源を解決する
の2つのがとても大事なんです。
だって現実をしっかりと見たら、、、疑問をちゃんと聞けていたら、、

Aちゃんは、みんなに応援されているんですよね。現実さえちゃんと見れていたら。Aちゃんはこの3つの状態ではなく・応援されて・誇らしさをもって・楽しんで、、、不安もあるかもしれないけど周りに支えられて企画チームで頑張ることができたんですよね。
ではそれを壊してしまった「不安」って何なのでしょうか。
じつは人の応援や誉め言葉、愛情表現を「受け取れない」「疑ってしまう」というこの「不安」は大きな自己否定と、絶対的な不信感が原因となっていることがあります。
- 自分なんて応援されるわけがない
- 人の言葉は嘘だから空気や顔色を見なければいけない
- 自分が喜んでいると責められる
そんな感覚はありませんか?
この感覚とに気づいて癒していくときには少し痛みを伴うかもしれないし、勇気がいるかもしれません。そこには自分の抱えてきた、悲しみや恐怖が詰まっているからです。
そしてそれは幼いころの自分にとっては優しさや応援を封印することを選んでしまうほどの「悲しさ」や「怖さ」です。
それでもその感覚があることに気づけたらとてもラッキーだと私は思います。
その感覚こそ「不安」を生み「現実」を壊してしまう根源だからです。そして気づくことが解決への一歩だからです。
この感覚と向き合っていくことが、解決への近道となりますよ。
自分で作り出して大きくしてしまった不安で、自分の大事な「人生」「人間関係」「仕事」「チャンス」「成長」を壊してしまう人生を、変えていけるのは自分自身なんですよね。
それではまた~~

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