親離れできない・一人暮らしできない
しっかり仕事をしているのに
・結局親元にすんでいる。
或いは親元は離れたけれど
・結局親のことが気になり世話をやいている。
・他に兄弟はいるのに老後の親のお世話を引き受けている。
そんな人はいませんか?
またはあなた自身かもしれませんね。
*
そんなあなたは幼少期、
- 両親が忙しく見てもらえなかった
- 親が精神的に幼い
- 親が病弱
- 妹や弟のお世話をしていた
- 家族のバランスをとっていた
そんな状態で「子供なのに大人の役割を代わってしてきた」のではないでしょうか。
・小さい頃から 甘えてた ・子供子供していた ・親にべったりだった
そんな人が親離れできないとしたら、、、 わかりやすいですよね。
でも意外とそういう人は大人になったら親離れが早かったりします。
今日はその不思議な、、 いや実は不思議じゃない。
そんな話し。。。。
*
Rさん(31歳・仮名)は
いわゆるキャリアウーマンなのですが
なぜか?郊外の実家で両親と同居しています。
すごく忙しいのに時間をかけて通勤していて、
何となく実家を出ることができません。
家を出ようとすると、誰かが体調を壊したりして
ついついタイミングを逃し続けているという事。
小さいお母さん・しっかりお姉ちゃん・小さな騎士
Rさんの幼いころ彼女のお母さんは精神的に弱くショックなことがあるとすぐに寝込んでいました。
お父さんは忙しく、同居の祖母や叔母と両親の関係は良いようには感じられませんでした。
お母さんが調子が悪くなるとみんなが忙しそうに
家の中がギスギスするように感じます。
だから彼女はいつも一生懸命妹のお世話、 お家の事をしていました。
お母さんはRさんにいつもこういいました。
「あなたは小さいお母さんだね。 いつもありがとう。」
「 あなたのおかげで安心してこの家にいられるわ。」
彼女はとても嬉しかったんですね。
なぜならお母さんがとても喜んでくれるから。
お父さんもそれに頼りきり。
同居している祖母や叔母も褒めてくれます。
もちろん彼女は心から喜んでいました。
・このおうちの小さいお母さん。
・お母さんの慰め役。
・自分が頑張ればみんながにこにこしている。
これは「しっかりしたお姉ちゃんね」とか、男の子なら「小さな騎士(ナイト)ね」などの言葉が使われがちです。
役割を降りられない恐怖
でもね。
Rちゃんも本当は子供。
・お母さんに甘えたい。
・わがまま言ったり遊んだりしたい
・さみしい。
・不安。
そんな気持ちがあるんです。
でも、、、 この環境の中でそれを表現することができるでしょうか。
そんな事をしたら、、、
・お母さんが悲しむ
・お母さんが倒れる
・みんなが機嫌が悪くなる
・誰も自分を見てくれない
そんな事が起こると感じているんです。
小さな子供からしたらこれはとっても大きな恐怖なんです。
だけらこそRちゃんはずっと 一生懸命
「小さなお母さん」という
「大人の役割」
「この家のバランスをとる役割」をしているんです。
隠した本音
このような幼少期の環境は、
母娘の「共依存」の関係を作ってしまいやすいんです。
お互いがお互いを不幸な形で束縛しあう関係です。
・母を助けることで自分の価値を感じている
・自立しようとすると見捨てた気分になる
そんな風に自分が家族を助けないといけない感覚と家族と離れる不安その両方が大きいんです。
だから「小さな頃からしっかりしてたのになぜか自立しない現象」がおこるんです。
*
ですが、そもそも。
「ちいさいお母さん」なんてないんです。
「大人の役割」は子供にはできないんです。
子供は子供です。
そして子供は1人では生きていきていけません。
「大人の役割をしないとその家の子供でいられない。
そしたら生きていけない。だって子供だから。 」
これ、とても矛盾した状態ですよね。
子供にはわけがわかりません。
しかも子供にしてみればずっと脅されているような状態です。
「お前が大人の役割しないと家族がバラバラに壊れちゃうぞ。
おまえ子供だから家が壊れたらひとりぼっちで生きていけないぞ。」
「できるよな。だって小さいお母さんだから。」って。
*
これ、酷いと思いませんか?
親が酷いという話ではなく
【Rさんがとても悲しい過酷な状況にあった】
という意味です。
おままごとの大人役から
だからもしあなたが
- 両親が忙しく見てもらえなかった
- 親が精神的に幼い
- 親が病弱
- 妹や弟のお世話をしていた
- 家族のバランスをとっていた
そしてRさんのように「小さいお母さん」だったとしたら、、、気づいてほしいんです。
- あなたは思っているより傷ついてる事。
- あなたは思っている以上に子供時代を満喫していない事。
- あなたは無意識に自分を責めている事。
- あなたは無意識にとても我慢をしているって事。
それを知りその感情を外に出して癒していくことが
「怒りと悲しみを秘めた役割の大人」から
「自由で幸せな本当の大人」 になるための道だと私は思います。
*
Rさんはそのことに気づいて
フタをしていた・悲しみ・希望・我慢・愛情・怒り、、、そんな自分の感情や感覚を受け入れて癒していきました。
そして自然と親離れができ、
何と今では県外に住み海外でも活躍されています。両親との関係も離れた今の方が心地よい関係になれたとの事。
*
「私はずっと、おままごとのお母さん役をしていたんですね、、、」と。
Rさんは印象的な事をおっしゃっていました。
そうかもしれません。
誰かのために演じる「大人の役割」
それは、 子供の命を懸けた必死の「おままごと」なのかもしれません。
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「大人役」をやめて 本当の「大人」になったとき、
人生の様々な選択を責任を持って自由に選べる
そんな自分になることができます。
おしまい
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