「辛いんだよね。」と不倫の悩みを切々と訴えてくる女友達。
「できないんです。。でもできるようになりたいの」と涙目で訴えてくる後輩。
「今回だけ!俺代わりたいんだ!今度こそ変わるから」とお金を借りに来る彼氏。
そして、、、
- 何時間でも話を聞いてあげたり
- 何回も同じことを教えてあげたり
- そして、、、何度目かわからない「今回だけ」お金を貸す
そんなあなた。どう見ても相手の言葉に嘘はない気がするからなんだか見捨てられない。。
何となく溜息。
、、、ありますよね。そんな経験。え、ない??
今日はそんなお話を。
助けてあげるのはダメな事?
「良い人ぶるつもりはないけど、、、あの人も悩んでるし助けてあげたい。それってダメな事?」
困っている人を見たら助けてあげたくなるのは当たり前な感覚だとあなたは思っているかもしれませんね。
でも、、
あなたが何回言っても一生懸命言葉を尽くしても、そして何回助けてあげても、相手はまた、同じことを繰り返してきませんか?
そしてあなたは「また?」「何回目?」と憤りながらも、助けてあげるしかない。「え?おんなじことばっかり言って私を馬鹿にしてるの!!!!???」などと感じたり周りの友達に「あんな奴ほっとけ??」と言われることもあるかもしれませんね。
、、でも助けてあげる、聞いてあげる。そんな事が繰り返されてないでしょうか。
それどころか何時間も話を聞いてアドバイスして、その揚句に、「でもなかなかそうはうまくいかないのよね~~聞いてくれてありがとうね~」なんて締めくくられて「なんだったの?この2時間?」とため息が出たり、、
でもまた聞いちゃう。その人とは関係が終わっても、いつの間にかまた別の誰かの悩みを聞いたりして、、
困っている人に手を差し伸べることは悪い事ではないと思います。
でもこの繰り返しであなたが悩んだり疲弊したり、自分の時間や人生が無駄に費やされているとしたら。。
だとしたら、、いったい何が起こっているのでしょうか。
「相手にではなく、あなたに。」
そう、この問題が繰り返されているとしたら原因は自分にあるかもしれません。
「また?」と思うのに手を貸すのはなぜ?
「ええ?問題は向こうでしょ」と思うかもしれませんが、
- 「嫌なのに何度も」
- 「人を変えて何度も」
人の悩みに巻き込まれていくという状態を繰り返しているのはあなた自身なんですよね。。
- 相手を好きだから
- 相手を心配だから
「だから助けたい。それがダメなのかしら、、あの人をどうしてあげたらいいのかしら、、」と考えだすと、この悩みはグルグルのループで解決しません。
今、悩んでいるのは「誰かを助けたくて助けられない苦しみを感じているあなた」だからです。
だから問いかけるのはコレ。
「あの人を助けないと私はどうなってしまうと感じているんだろう?」「あの人の悩みを聞いてあげないと何が起こると感じているのだろう?」
その関係の先にあるものは・・?
このように問いかけると、こんな感覚が出てくる人が多いです。
- 自分がひどい事をしているような気がする
- 見捨てることになって相手が死んでしまうかも
- 責められる
- 恨まれる
- 助けてあげないと愛されない
あなたはどんな感覚がでてきましたか?
このような、見捨てる事への罪悪感や恐怖、助けてあげなきゃいけないという切迫感、脅迫感が心の奥にあると、
他人の悩みに巻き込まれて、疲れ果ててもやめられない、何とか相手を変えたいと延々と尽くしてしまうという事が起こってしまいます。そして、この関係は助ける側も助けられる側もどちらをもダメにしていく事が多いんです。そしてお互いに恨みを抱きやすい。
「こんなにしてあげたのに」「どうして変わってくれないの?」
「そこまで頼んでない。ほっておいてくれよ」「いや、もっと最後まで助けてくれよ。もっと!見捨てるのか!!」
共依存という繋がり方
- 自分を損なってでも相手を助けてあげたい
- 助けあげないと見捨てられる
- 助けてあげることで自分の居場所、価値がある
この感覚って、実は共依存の特徴でもあるんです。
「この共依存で人と繋がる」パターンを持っているといろんな場所でこの関係をくりかえし作り出してしまいます。
相手が本当に問題を解決して立ち直ってしまうと、何だか自分の価値を感じられなくなって相手に必要とされていない不安を感じて、相手にすがってしまったり。
共依存は「依存される⇔依存する」で成り立つ関係なので、健全に人間関係を育てていくのが難しいんですね。
自分の問題を解決する
ところで、何度も繰り返し「困っているの」といっている相手は、本当に困っているのでしょうか。
結局あなたが気になるのはそこだと思います。(だから助けてしまうんだよね)
人によるのでわからないですが(笑)私はね、多分本当に困っていると思いますよ。
ただし、自分で解決する気はない
だって今のままでいたら
あなたが助けてくれるし、誰かが助けてくれるし、、、誰かが解決してくれて、自分が今のメリットや状態をキープできて傷つかないなら、解決できたらいいな~~~!!!
って状態です。
そう、共依存って支えている側が、依存している側の解決能力を奪っていく側面もあるんですよね。
本人が心底で「解決したい」「変わりたい」って思わない限り変わらないですよね。だって心底では「今のままが良い」って事だから。そして自分の問題は自分しか解決できないから本人が変わりたくないなら、変わらないんですよ。
そして人は決めたら行動するんです。
だから見捨てるのではなくて助けるのではなくて行動を見守るように私はしていますよ。
そして「人の問題解決に時間や人生を費やして自分の問題や人生に集中できない」のも共依存の特徴でもあります。
自分の問題は自分しか解決できないのはあなたの「共依存の問題」も同じなんです。
この「共依存という繋がり方」を解決したいのかしたくないのか。変えたいのか変えたくないのか。
決められるのは自分だけなんですよね。
ああ、自分って共依存だな、、と気付いたとしても大丈夫です。というか気付いたなら変えていく事ができます。
共依存のままでは嫌だなって感じたら、人との繋がり方、自分の問題、自分の人生に取り組んでみよう。解決していこう。そう決めて向き合っていく事を私はお勧めいたします。
おしまい
★10月の個人セッションの募集です!10月28日(月)は東京での募集ですのでこの機会にぜひ!

★まずは電話で相談したい!という方はこちらへ

★福満のメルマガです!お手紙気分でより深く書いております!無料で簡単に登録・解除できますのでぜひどうぞ!