自分の話ばかりするのを止められないのはどうして?

不安
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こんにちは。

今日のテーマはこれ。。

・人は自分の話を聞いて欲しいもの。だから聞いてあげる方がモテるよ!
・聞き役に徹したほうが好かれますよ。
・会話泥棒は嫌われるよ、、


そんなことはみんな結構知っています。
でも、、「ずっと自分の話ばかりする人」っていますよね。
あなたの周りにもいてうんざりしているかもしれません。
もしかしてあなた自身がそうかもしれません。


それなのにどうして、あの人は、ずっと自分の話ばっかりするんだろう。
それなのにどうして、私はつい、自分の話ばっかりしちゃうんだろう。


今日はそんなお話です。

自分の話ばかりする人の無意識のパターンとは

自分の話ばかりする人を3パターンあげますね。

①「自己中・自己愛」

・聞いて欲しい!ストレスが溜まっている、嫌なことがあった時
・聞いて欲しい!自慢したい時
・相手の話を聞きたくない
・相手の話を聞くのは退屈
などの「自己中・自己愛」パターン。

勝手な人!!
自分のことばっかり!!
という印象の人ですね。

これらは「自覚がある場合」も「自覚がない場合」もあります。
自覚があって、お互い様だったらね、良いんですよ。

でも、、無自覚に
・ストレス解消!しているとしたら、それはいつも相手をゴミ箱役にしているという状態だし、相手に言うことを聞かせたい!!としたらそれは、相手をいつも支配しようとしているという状態です。
自慢だけ聞かせて相手の話を聞かない、、相手の話は退屈だ。。
その感覚がどこかにあるから、相手の話は聞かず、会話を奪い、自分の話ばっかりするんですね。。
実はこれ他人に興味がない状態です。

②「強い無価値観」

・自分が話して盛り上げないといけないと思っている
・沈黙が怖い
「恐怖」が強いんですね。
これは「強い無価値観」のパターンです。

沈黙になると、
・自分の無価値さがばれそう
場が盛り上がらないと
・つまらない奴と思われそう
そしてだから自分は嫌われる。。という感覚を持っている。
そんな「自己否定・自己肯定感の低さ」が起因となっているんです。

このパターンの人は、求められていないのに
アドバイスや説教を始めてしまったり。
唐突に場違いな事を話し始めて場の空気が変になってしまったりも多いかもしれません。

③「防衛」

最後これ。②のうちの一つでもあるのですが
べらべらべら!!!と喋ることで、相手の意志や言葉を出させないというものです。

このパターンも実は強い恐怖が原因です。
相手を受け入れる事も怖い。
相手に本当の自分を見られるのも怖い。

だから自分がずっと「聞いて聞いて!!!!」と喋ることで
防衛しているんですね。

こういう人は相手を質問責めにしたりします。
一見相手に興味を持っているようで違うんですね。

相手の気持ちを受け容れたり、受け入れてもらったり。
そういう感覚がない人が自分を守るバリアとして一方的に話している「防衛」しているパターンです。


一見社交的に見えて
相手を受け入れる=自分が侵略されたり傷つけられるような。
受け容れてもらう=そんな事して貰えるわけないような。

そんな恐怖、人間不信を持っていることが多いです。

自分の話ばかりする人の欲しいもの

さてパターンに分けて書いてきましたが実はすべての
「自分の話ばかりする人」は、相手に共通の強烈な願望を持っています。

そしてそれが心から満たされたことがないので
・人を信じていないし
・ずっと未完了で
・ずっと相手に求め続けて

ずっと「自分の話」をするわけです。

それは「私を受け容れてほしい!!!!!」
という欲求です。


・受け入れるべきだ
・受け入れてもらえない
という悲しみと怒り。
・受け入れてもらえるわけない
という絶望と諦め。
そして大きな
・人間不信。


そのような感覚を持ちながら、現実では常に相手に「自分の話ばかりする」という
おしつけをしているという状態です。

自分の話ばかりする事で失っているもの

この状態を続けていると当然人間関係の問題が起こります。
そりゃそうですよね。。
・自分をゴミ箱のようにストレス解消してきてこっちの話は聞かない。
・聞いてもないのにアドバイスをされたり。
・ベラベラしゃべるけど肝心なことは話さない。
・会話のキャッチボール、心のやり取りができない


そんな状態だと、良い人間関係は築けないので、
揉めてしまったり、疎遠になったりしていくんですね。

そしてまた
「やっぱり受け入れてもらえない」と人間不信や悲しみ、絶望やあきらめと、、、
同時に「受け入れてよ!!!」という怒りや欲求が全て強化されていくのです。


そう。悪循環です。

そうやって人間関係を失い、相手を信じたり受け入れたりする力を失っていきます。

そもそも
相手のことより自分の恐怖や欲求が強いので
振り返ると「相手のこと事を何もわかってない」という状態になります。

自分の話ばかりするのを止める努力よりも大切な事

最初に書いたように「自分の話ばっかりするのやめなきゃ!」と思う人って実は結構多いんですよ。
そして
「傾聴力」
「質問力」
「自分の話はぐっと我慢して聞いてあげてると好かれるよ!」

みたいな本を読んだり、頑張ったりするんですけど、、。

そこじゃないんです。

そもそも持っている内側の
・受け入れて!!という怒りの感覚。自己愛、自己中の問題
・役に立たない自分は無価値で嫌われてしまう、という無価値観
・バリアを張ってしまうくらいの人間不信

これが、どこから来ているのか?
というところがポイントです。

の未完了の「受け入れて!」という感覚と
「受け入れてもらえない」
「傷つけられる」

という恐怖を、きちんと根底から解決することが大切なんです。

恐怖の源

このような恐怖や人間不信の感覚。
受け入れてもらえない、、

この感覚のスタートは幼少期に遡ることがほとんどです。

その中でも「自分のことばかり話してしまう」人に多いのは
「本当は不安なのに頑張ってきた人」
「本当はさみしいのに我慢して平気なふりをしてきた人」
「家族の安定を担ってきた人」
です。

自分の家はよそと違う、おかしい、、という劣等感を抱えていた
・親が自分の話を聞いてくれなかった
・ネグレクトやたらいまわしにされた過去がある
・親が自分のはなしばかりしてきた
・家族仲が悪く、喧嘩が絶えなかった

・ほかの兄弟姉妹が優先されて自分の居場所がなかった
・親が発達障害や病気などで、会話が成り立たなかった
・常に、周りの顔色をうかがっていた
・家族の中でムードメーカーを担っていた
・親が安定していないので自分が大人の役割だった

など、など、など、、、。

あなたは、不安を押し殺して頑張ってきたのではないでしょうか。

最後に~あなたが本当に欲しい人間関係はどんなものですか

この根本を解決できないと、
ずっと心の中で孤独を抱えて生きていくことになります。

いくら自分の話をして
沢山聞いてもらっても
その時は一瞬満たされた感覚になるけど、、

結局、
・私ばっかり話してしまったな
と不安になったり

後になって
・あの人のこと、私何も知らないな、、

と感じてしまう。

そして
・暖かさや、信頼で繋がる深い人間関係を築けない。

かといって
無理して相手の話ばかり聞こうとしても

・うまくいかない
・苛々してしまう


、、、、、



そのままの生き方で、
その人間関係で

あなたは本当に満足ですか?



そではまた。


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