こんにちは。大阪のリトリーブサイコセラピーの福満です。
私は毎日電車に乗っているのですが徐々に人が増えてきました。在宅ワークの方もお休みだった方も出勤になった方が増えているんだろうなと肌で感じる毎日です。
どこかで見かけたのですが「このまま在宅ワークが良い!」と感じている方が実に6割を超えているという情報もありました。理由はひとそれぞれですよね。
通勤が楽!お昼休みに寝れる☆とかもあるし、、
あ、私は断然在宅が良いですね。でも「オフィス」も好きなので、週に1回くらいなら会社に行きたいし、やっぱり「週休3日、(できたら4日)会社に行くのは週1回」が良いな。。(←どうでもいい私の妄想)。。
「会社に行く」事のしんどさ、わずらわしさの原因の上位になりそうなこの悩み「会社という集団の中での人間関係のしんどさ」について今日は特に「話し合いが嫌い」「ポジション取り」「会議が嫌い」「ミーティングが嫌」とか「わたしにどうしろっていうのよ!」みたいな感覚をテーマに書いていきますね。
対等な横のつながりが、上下関係より億劫??
横の関係が苦手。。というお話は結構あるんです。
- 社長と従業員。
- 上司と部下。

そんな風にはっきりした関係の中ではそんなに悩まない。または出来上がったヒエラルキーの中では、割と落ち着いていられる。。でも、お互いが「上でも下でもない」「先輩後輩の緩い上下関係」「同僚」そういう関係になると途端に
- 面倒くさくなる
- 居場所のなさ、所在なさを感じる
- 自分がいつ発言しようか、なんて言おうか、など急に周りの目が気になる
- 変に仕切ってしまう
- 逆に、何も意見が言えず空気のようになってしまう
そんな人はいませんか?
上司がいたらまだいいんだけど「じゃあ後は、スタッフのみんなで決めといて」なんて言われると憂鬱になったりするかもしれません。またはその「話し合い」自体に苛々してしまう場合も多いんです。

また仕切ってしまった。。また言えなかった。。と後悔してませんか?
横の関係、みんなと平等、対等な関係って、言葉で聞くとみんな結構「それが良いな」と思うんですよね。支配する方とされる方、命令する方と従う方、自分の意見を通す側と我慢する側、、、。それよりもみんなで話し合って💛対等な関係でいたいわ💛ってね。
、、、、そうです。横の関係、対等な関係で大事なのは「話し合い」なんです。この話し合いの途中で仕切らずにはいられなくなる人はいませんか?
「仕切りたくなって楽しく仕切る」なら本人的には問題ないので良いんです。リーダーシップともいえます。周りのみんなもそれが嫌なら、「それはやだー」って言えばいいんですからね。
問題は「仕切りたいわけではないのにちゃんと仕切らないといけない」「早くこの「話し合い」を終わらせたい感覚になって結論を出そうとしてしまう。」そんな焦りにも似た感覚で、場のまとめ役のようなことを買って出てしまう、、。そんな場合です。やりたくてやっているわけじゃないので、そこで反論されたり、別の意見を言われると、腹が立ってきたり投げ出したくなったり。その場は良くても後で、
- 出しゃばりって思われたかな
- また仕切っちゃった
- 私の意見で進めたんだから私が責任持たなくちゃ。。。

というように、プレッシャーに感じたり後悔したりしてしまいます。それが嫌なので「意見を言わずに黙っている」という事をしてみても、それはそれで
- 意見のないダメな奴って思われたかな
- 人の陰に隠れてずるくて無責任かな
- 私何も意見言わなくて結論が出てしまった。私なんていてもいなくても同じ。。
って感じで罪悪感や無力感に襲われたりして。結局その繰り返し。。「ああ、話し合いってめんどくさい」「誰か決めてくれたらいいのに。」となっていく。。。
そう。この辺で悩む人は、本当は「上に立ちたい」「リーダーシップを発揮したい」「素晴らしい結論を出したい」「自分の意見を押し通したい」という動機ではないんです。。それよりも自分の立ち位置に悩んでいるんです。。これは、「このグループの中の私の居場所はどこですか?」問題です。
リーダーシップや仕事への自信や力強さの問題ではない
この問題が、いつまでたっても解決しにくいのは本人の中で
- リーダシップが取れない
- 意見が言えない
- もっとしっかりしなくてはいけないのに自信が持てない
という成長していく事への悩みにすり替わってしまうところです。
この悩みの本質は
- ちゃんとしないといけない
- 人にどう思われるかが怖い
- その場の空気を悪くしたら自分が辛い目に合う
- 自分の意見は人に反感を買う
- 自分の意志を出さないと見捨てられる
そんな様々な感覚がもたらす「私はここで安心して存在できない」「居場所がない」という大きくて深い恐怖の問題です。恐怖というのは「それを避ける」という大きな原動力に繋がります。だからこの恐怖を抱えながらそれをバネに「リーダーシップ」をとるポジションにいる人はとても多いんです。リーダーとしてのポジションが確立していくと「私はここに居場所がない」という感覚は表面上は薄れていきますからね。。
でも、そもそも「恐怖」が原動力なので、心の中はますます怖くなっていきます。もっとちゃんとしなくては。もっとうまくやらなくては、、って。

ですがこの悩みを持っている人は頼りにされていたり、リーダーシップがあるように周りからは見えていることも多いので、上司や先輩に相談すると「もっと自信もっていいよ!!」とか「期待してるから頑張れよ」とか「これからリーダーシップの勉強しろよ」とか、はたまた、「まとめ役って大変だよな。でもそれが成長につながるんだよ」とか、どんどんそっちの方向に行ってしまうんですよね。 本人としても「居場所がない」なんて恐怖に触れたくないし、そういってくれる上司や先輩の期待もある意味「表面上の安心感」となってしまうので、またこれも手放せません。。
ある意味強化行動をしながら、雁字搦めになってしまうんです。。。
ちゃんと言いなさい!勝手な事を言うな!という無理難題をこなしてない?
この感覚に心当たりがあるなら、ぜひ一度立ち止まって、「私はここで安心して存在できない」「居場所がない感覚」を解決していく事をおすすめします。この恐怖を無視して
- リーダシップが取れるように!
- 意見が言えるように!
- もっとしっかり自信をもとう!!
という方向に頑張ってしまう事は、この恐怖を抑圧してますます拗らせて大きくしてしまう事になるから。 「対等な人間関係」を作ることがどんどん怖くなり出来なくなってしまいます。恐怖の中でリーダーシップをとる事や、絶対的な上下関係の中の「従わせる、従う」という安心感ばかりを選んでしまう事になります。
そしてそして。
この 「私はここで安心して存在できない」「居場所がない感覚」というのは、本当にコアな恐怖。人が持つ深い恐怖です。これを集団のなかで感じる人は、たとえば幼少期のおうちの中が

- 家族がいつも言い争っていた
- はっきり言いなさい!など意見を求められるが親の意向と違うと怒られた
- 兄弟やほかの家族が優先されていつも意志を無視されていた
- 親の悩みを聞かされるが何か意見を言うと子供のくせに!と責められた
- 家族のに不都合な事があると自分のせいにされた
- 家族の感情のお世話をしていた
- お姉ちゃんなんだから、お兄ちゃんなんだからと責任を押し付けられた
そんな環境だったかもしれません。家族って人間が所属する最初の集団なんですもん。

「ちゃんと言いなさい!言わないのが悪い!」と言われたり、かといって無邪気に気持ちを言えば「勝手な事ばかり言うな!」と怒られる。。
大人のいまならそんなのおかしい!って言えるけど。。小さなあなたならどうでしょう。その中で必死に「親の意向に沿う答え」を探したり、何とか「家族の平和を保とう」と頑張ったかもしれません。
その時の、必死な感覚。恐怖の感覚。集団の中で過ごすとき、今もその小さな頃の感覚を、あなたは抱えているのかもしれません。
まずは無視せずに、自分の中の居場所探しの感覚に、不安な感覚にちゃんと寄り添ってあげるだけでも違ってくるのでやってみてくださいね。
それでは今日はこれでおしまい。また~~~
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