大事に育ててきたはずなのに大人になった子供との関係が悪い。
大人になった娘や息子の自己肯定感が低い。
大人になった娘や息子の、就職、結婚の問題が気になる。
そんな「親」としての立場で悩みを抱え、心理学や心理セラピーと出会う人も少なくはありません。
前回の記事でハッとした方もいるかもしれません。
そして
・自分と子供との関係が歪だった。
・もしかして私毒親だったのかも！！！
そんな気づきからまた、思い悩んでしまう人も多いですよね。
今回はそんな方に向けて書いていきますね。
そんなつもりはなかったのに、子供に辛い思いをさせていたなんて
子供の事で悩み、心理学を学び始めると
「子供が自己肯定感が低いのは
「子供が自信を持てないのは
「子供が結婚できないのは
「子供が自分を恨んでいるのは
自分や、自分のパートナー、つまり子供にとっての両親である自分たち夫婦の子供との関りが関係しているのかもしれない。。
と感じたり気付く人は多いです。
そこに気付くと
・子供が小さい頃、ずっと親子の役割逆転が起こっていた。
・長女だからといって、我慢させていた。
・息子しか可愛がれず、娘にきつくあたっていた。。？
・教育虐待に近い事をしていたわ。。
・寂しい思いをさせた。
・いつも夫婦喧嘩をしていたし、、
・過干渉で子供の意志より親の意志を優先させていた。
どんどん不安要素が思い浮かぶのではないでしょうか。
そこには事実もあるし、思い違いもあるかもしれません。
直接子供から言われて、ハッとした、という人もいます。
そして
「そんなつもりはなかったのに。」
「どうしよう。」
と感じ、これまでの悩みにプラスして
自分自身の「罪悪感」「後悔」そして「私のせいだから何とかしなきゃ」という感覚になっていませんか。
子供には私のような思いをさせたくなかった
そしてこんな人も多いです。
・自分は親に虐待されて育ったので子供を幸せにしたかったのに！！
・私は親が離婚して辛かったんでそんな思いをさせたくなかった。
・自分は親に自由にさせてもらえなかったから自由にさせてやりたかった。
・自分は親のせいで自己肯定感が低いので自己肯定感を高く育てたかった。
なのにどうして？？
どちらにしても、目の前の子供の「問題」に
あなたの気持ちを載せて、とても心配になっている状態です。
そこに自分の問題が、子供の問題のリンクしている事に気付くので
「何とかして助けなきゃ！！！」
と親はパニックになってしまいます。
子供を何とか救うには、どうしたら良いですか？
そればかりに目が行っていませんか？
また、心配で子供をコントロールしたくなる
子供が心配なのは当たり前だとおもいます。
何とかしてあげたい気持ちもあると思います。
そして、私のせい！！！とパニックになってしまうのも。
だからやってしまいがちなのは
・「お母さんを許して！！！」と縋ってしまう。
・罪悪感から、「もう大人の」自分の子供に対して過剰にお世話をしてしまう。
・どうすれば「自己肯定感が回復するのか？」等を学び、鵜呑みにして子供にさせようとする。
・無理をしているように見える娘や息子に「頑張らなくていいのよ！」など過剰に口を出してしまう。
このような行動をしてしまいがちです。
でもこれ、、
誰の為でしょう。
このような行動は、
本当に、「子供の為」でしょうか。
このような行動は実は、パニックになっている親自身が安心したい！という思いから来ている事が多いです。
・子供に絶縁されて嫌われているから辛い。
だから許して欲しい、仲良くしたくて、下に入り機嫌を取ってしまう。
・子供が引きこもりになったのは自分のせいだ、だからそんな姿を見たくない。
そうやって罪滅ぼしのようにお世話をする。
・子供の問題を「親自身が思う解決」をすることで幸せそうな姿を見たくて
子供を変えようと努力する。
子供の為に、と言いながら
自分の不安を消すために、子供の気持ちや、子供自身を変えようしているという事です。
これは無意識に子供をコントロール、支配しているという事。
子供に「お母さんを安心させて！」と依存している状態です。
これでは「そんなつもりじゃなかったのに」
と後悔している事を無意識にまた繰り返してしまう事になります。
親が先に解決するべき問題は
そもそも
心の底からあなたが
・子供なんてどうでもいいし大嫌いだし全く興味がない
・子供なんて道具だ！！支配コントロールしてやる！！
と悪意をもって意識的にしていたなら、今、罪悪感を持っていたり悩んでいたりしていないですよね。。
その時は自分の事で必死だった。
その時も子供の為に！！と思っていた。
でも、、、、実際は
・自分が不安だったから
・それを自分自身で解決できなかったから
子供への支配や、コントロール。
親子の役割逆転や、共依存。教育虐待、過干渉。
子供との関係で歪みが生じるような行動をしてしまった。。
と、今、後悔しているわけですよね。。。
だから、解決するべきはここなんです。
そう。
・自分の不安。
・自分の恐怖。
・自分が自分の親との関係で抱えている未完了。
ここに目を向けるんです。
大事なのは
・自分の心の問題と向き合う事。
・自分の人生に自分が責任をもつ事。
・自分自身の傷ついた心を、自分自身で癒す事。
これが先です。
親子でも、それぞれの人生のハンドルは自分が握っています。
子供はもう、大人になっています。
意志を持っています。
自分の問題を解決せず、子供の問題解決にばかり目が向けているのだとしたら。
また、同じ繰り返しになってしまうから。
まずは自分の人生や、自分の問題に責任をもって
自分自身を癒していく事。
これ、忘れないでくださいね。
それではまたーーー。
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