「親も歳だし仲良くしたい」でも苛々が止まらない理由|“親子関係の呪縛”から自立するには

人間関係

実家に帰ると湧き上がる「本音」

こんにちは。大阪の心理セラピストの福満多岐子です。

お盆休みが今日で終わりの方も多いのではないでしょうか。
このお休み「夏休み!!!」と弾けたイメージの人もいれば、「家族」「実家」「お墓参り」が浮かぶ人もいると思います。

  • 実家に帰るとやっぱり嬉しかった
  • 実家に帰るとやっぱり腹が立った
  • 幼い頃からこういうのが嫌だった
  • 自分は親を心配しているなあ

実家に帰ると、そんな色んな自分の本音に気付くことも多いですよね。

ここ、重要です。
「実家に帰る・帰らない」ではなく、そのときにふと気づいた本音を無視せず掘ってみることが大切なんです。

「親ももう歳だし、そろそろ仲良くしたい。」
そう思うのに、いざ親と接すると苛々してしまう――。

罪悪感はあるのに感情がついていかない。
「どうしてこんなに大人になっても振り回されるんだろう」と苦しくなる。

実はそれ、あなただけの問題ではなく、“親子関係の自立”が未完了なままだから なんです。
本記事では、親に苛立ちを感じてしまう根本原因と、そこからどう抜け出していけるのかを心理学的に解説します。



親と「仲良く」したいのに、うまくいかない

親とは「わだかまりなく」「仲良く」「いい関係」でいたい。
そう願う方はとても多いです。

  • そろそろ介護も考えなくてはいけない
  • 同居している
  • 自分は長男長女だから
  • 自分は一人っ子だから

だから親を受け入れなければいけないし、ある程度我慢しようと思っている。
それなのに――

  • 些細なことで腹が立って喧嘩になる
  • 面倒を見ているのに偉そうにされて腹が立つ
  • 過干渉な親をスルーできない
  • 他の兄弟姉妹はちっともわかってくれない
  • 親が自分を蔑ろにする
  • 子供の頃からの気の合わなさを今も感じる
  • 虐待の記憶がよみがえり、未だに腹が立つ

これが現実。だから悩んでしまうんですよね。

二つの本音

詳しく伺うと、多くの方が大きく分けて二つの気持ちを口にされます。

  • 親への「苛々」を感じなくなりたい。広い心でスルーしたい。
  • 親がちょっとは変わってくれたら我慢できるのに。

つまり、
「理想の親子関係に今度こそなれるかもしれない」という期待です。

自分の気持ちを殺してまで「いい関係」?

苛々を感じなくなったら、

  • 良い娘でいられる
  • 優しくできる
  • 我慢できる
  • 良い関係が築ける

そんな感覚があるのではないでしょうか。

でもこれは、はっきり言えば**「自分自身の気持ちを殺すことで親と関係を維持しようとしている」**ということです。

もう一つの「親が変わってくれれば…」も同じ。
どちらにしても、主導権はあなたにはないんです。

手放せない「幼少期の感覚」と依存

心理的に言えば、これは「親の支配下で生きている状態」。
ある意味「親の庇護下で生きたい」と願っている状態でもあります。

たとえ毒親であっても、幼少期に親の庇護を失えば生きていけない。
だから子どもは嫌でも依存せざるを得ない。

この悩みの本質は、今もなおその幼少期の感覚を手放せていないことにあります。

本当の意味での「反抗期」と自立

成長の過程で本来なら子どもは「これは違う」「自分はこうだ」とアイデンティティを確立していきます。このプロセスの一部が「反抗期」です。

「嫌だーーー――!」って。
この駄々っ子な反抗期と、そして「自分を生きる」という本当の反抗期を経て精神的に自立できていくんです。

ところが――

  • 毒親だった
  • 機能不全家族だった
  • 家族仲が悪かった
  • 安心できる家庭がなかった
  • 自分の方が親のことを心配し続ける環境だった

そんな中で育つと、子どもは駄々っ子も自立も、、どちらの反抗期も通過できません。

反抗できない良い子になる
反抗が許されない威圧の中にいる
反抗を諦めて無気力でいる
派手に反抗するが、自立はできない

このように不健全な形で反抗期をスルーしてしまうのです。

自分の人生の舵を取り戻す

大切なのは、すっ飛ばしてきた過程を今からでもやり直すこと。

  • あの頃無視してきた自分の気持ちを受け入れる
  • どんな恐怖で自分を抑えたのか
  • どんな悲しみを封印したのか
  • 本当はどんな愛情が欲しかったのか
  • そして、自分はどう生きたいのか

それを一つひとつ見つめ、癒していくこと。
そうしてやっと自分の人生の舵を自分で握れるようになります。

親との関係を変える前に

「親に感謝する」でも「親を許す」でもなく、まずは「自分」を形作ること。
親と自分は別々の人間です。

自分の気持ちを殺して親に従う
親が変わってくれるのを待つ

このどちらかだけが方法ではないですよ。
あなたはあなたの人生、親は親の人生。そこに境界線を「あなたが」引く事が大切です。
そのためには「あなた」が「あなた」を受け入れていく、癒していく。
そうやって責任を持って生きる事が大事になってきます。

おわりに

だから私は、まずはあなたが自分の軸を取り戻すことを大切にしています。
あなたが自分の人生を幸せにする。
あなたが自分の気持ちを大切にする。

そんなお手伝いを、これからもしていきたいと思います。

それではまた~~~。

 

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