職場の“されている感”と”不安”の正体─ガスライティングがあなたを壊す

人間関係

こんにちは。心理セラピストの福満多岐子です。
大阪・東京で心理セラピーや心理セミナーを開催しています。

職場で感じる“されている感”“見えない疎外感”には、ガスライティングフライングモンキーという現象が起こっている可能性があります。
ここには自分軸の弱さ・自己肯定感の低さ・共依存など、気づきにくい心理的構造が複雑に関わっています。

この記事では、その原因と、解決への根本的なアプローチについて書いていきます。

あなたの不安は「間違っていない」

職場で次のような感覚はありませんか?

  • 「仲間外れにされているわけじゃない。でも、なぜか疎外感が消えない」

  • 「頼られているのに、なぜか自分が虐げられている気がする」

  • 「頼みごとを断れない」

  • 「ヒエラルキーの下に置かれている感覚が拭えない」


多くの人はこの感覚を「気にしすぎ」と自分を責めたり、感覚を誤魔化してやり過ごそうとします。
残念ながら「気にしすぎ」と言い聞かせても解決していないのではないでしょうか。

そんな時、きっと
「何か」は起こっているんです。
「何か」はされているんです。

大事なのは、「不安=あなたのセンサーはちゃんと働いている」ということ。
まずは自分の感覚を疑わず、ありのまま受け取ってください。

そしてーーー「自分の感覚を疑って、自分を責めてしまう」事こそ
これから話す、「ガスライティング」の原因であり、結果でもあるのです。

ガスライティングとは?─あなたの“現実”を揺さぶる行為

「ガスライティング」は、相手の現実認識を揺るがす心理操作です。

特定の誰か(加害者)が先導して、いつの間にかあなたの「居場所」が脅かされている状態です。

例えば職場で

  • 「そんなこと言った?」と事実を否定される「あなたが嘘つきになったり事実が歪まされる」
  • 「考えすぎ」「気にしすぎ」と切り捨てられる「あなたの認識を否定される」
  • 本当のことを言っても周囲に信じてもらえない「特にキーパーソンが加害者の味方」
  • あなたが加害者のように表現される「そんなこと言うなんて酷い」

こうした些細なズレが積み重なると「私がおかしいの?」 「誰も味方がいない」 という感覚へと追い込まれていきます。

さらに、加害者は時に優しい言葉や態度であなたに偽物の安心感と期待を与えます。

あなたの事を頼りにしているよ
私の味方をするならあなたの事特別な仲間だよ
私の言う事を聞きけばこのグループにいさせてあげる

傷つけてごめんね。反省しています。しょぼん。

ーーーそんな風に、あなたが加害者の思い通りに動くと、その報酬としてあなたに「偽物の安心感」「偽物の繋がり」「偽物の期待」をくれる。

これ、本質は「脅し」です。この売り返しであなたは自分の感覚にますます自信が持てなくなり
加害者を「味方になってくれる人」「力のある人」「本当は良い人」「自分の居場所を左右する人」と思い込ず。その人に嫌われる事を極度に恐れるようになっていきます。

これは、あなたが操作されているという事。
その結果、あなたは無意識に迎合し、さらに依存し、自分の感覚にどんどん自信が持てなくなります。

ガスライターとは?─あなたの感覚を“あなたが悪い”にすり替える

「ガスライター」とは、相手の現実認識や自信を揺らすような言動を繰り返す人です。つまり「ガスライティングしてくる人」です。

一見「普通の人」「優しい人」に見えることが多いのが特徴です。

・自分の都合がで「正しさ」が変わる
事実より「自分の感覚・自分の気分」を優先します。矛盾しても言い換えて正当化します。

・間違いを認められない
未成熟な自己愛のため「自分が悪い」を受け止められず、相手に責任を押しつけます。

・相手の自己否定を利用する
「考えすぎ」「そんなつもりじゃない」など、相手の感覚をじわじわ否定して優位に立ちます。

・周囲には“良い人”として振る舞う
外面はとても良いので、周囲がガスライターを信じ、被害者が孤立しやすくなります。

・自分で直接攻撃しない
まわり(フライングモンキー)をコントロールして嫌がらせをすします。キーパーソンに吹聴したり取り入り空気をコントロールします。

あなたをいつも不安にさせる、「あの人」の特徴ではないでしょうか?

フライングモンキーとは?─取り巻きによる空気づくり

「フライングモンキー」は、ガスライターの指示や空気に迎合し、加担してしまう人のことです。ガスライターの代わりに動く人です。

例えば職場で

  • ガスライターに合わせガスライターを鵜呑みにしあなたを悪者にする。雰囲気に染まる
  • 取り巻きとして、ガスライターの味方をしあなたを締め出すような行動を取る
  • 「みんなもそう思ってるよ」と圧をかける

これにより、ヒエラルキーの下に置かれる感覚が生まれます。まさに「された感」です。
ガスライターの自己愛や権力に迎合することで、無意識にフライングモンキーの役割を担ってしまうのです。

これはあなたの能力や性格とは直接関係ありません。 集団の心理が動いているだけです。
ガスライターを怖がったり、巻き込まれないために無意識のうちにすこしづつ加害者になるのです。つまりフライングモンキーもまた、操作されているといえます。

居心地の悪さの正体は、ガスライテンィング?


ここまで読んでみて、あなたが感じている
・消えない疎外感
・ないがしろにされている感覚
・いじめられている、馬鹿にされている感覚
・居心地の悪さ

それらが、ガスライティングの問題だと気付いた人。。


少しきついかもしれませんが、そうかな?と感じている気持ちを「まさか」と消さずに、ここから先も解決の為に読み進めて欲しいと思います。

ガスライティング被害・フライングモンキー化は自分軸の問題

ガスライティングやフライングモンキーに陥る背景には、自分軸の弱さ・自己否定・依存心があります。

  • 自分軸が弱いと、周囲の期待や空気に無意識に合わせてしまい、 自分の感覚よりも「相手に嫌われないこと」「場を壊さないこと」を優先してしまいます。
  • 依存心が強いと、「居場所をもらうために自分の感覚を否定する」という行動が生まれます。その結果、加害者や場の空気に迎合し、フライングモンキーの役割を無意識に担ってしまうことがあります。
  • 自己否定があると、相手の言動を自分の価値の問題として受け取りやすくなります。「自分が悪いから、怒られている」「自分が気にしすぎだから、孤立している」と自分のせいだと思い込み、ガスライティングに気づきにくくなるのです。

ガスライティングが起こる三者の“幼少期のルーツ”

ガスライティングやフライングモンキー、そして“される側”の構造は、実は多くの場合、幼少期の家庭環境や心のパターンが影響しています。

それぞれの役割は無意識のうちに形成されており、大人になって再現されやすいのです。

ここでは三者の幼少期パターンをまとめてお伝えしますね。

◆1. “される側”の幼少期

(境界線が弱く、自分軸が揺さぶられやすい)

特徴的な幼少期パターン

  • 親の機嫌に合わせるしかなかった
  • ネグレクトや虐待があり「親に攻撃されないように身を守る」必要があった
  • 自分の気持ちは無視され「親の気持ち」を飲み込んできた
  • 自分の欲求より「親に合わせる」ことで居場所を守ってきた

この環境で育つと「合わせる=安心」「従う=居場所」という構造が無意識に定着します。
自分の感覚を否定し、他人の感覚を飲み込む生き方です。

その結果、大人になっても

  • NOが言いにくい
  • 空気に合わせすぎる
  • 相手の言葉を“正解”だと思い込む

といった傾向が現れ、ガスライティングのターゲットにされやすくなります。

◆2. フライングモンキーの幼少期

(支配的な人に迎合しやすく、“強い側”に付いて安心を得る)

特徴的な幼少期パターン

  • 強い親・支配的な親がいた
  • 親に逆らえず、「従うことで安全を確保」していた
  • 強い人についていくと叱られない、褒められた
  • 家庭内でヒエラルキーを学習していた
  • 「誰かの味方になる=自分の立場を守る」と感じていた

このタイプは、大人になっても

  • 権力のある人の言葉を優先する
  • “強い側”に認められると安心する
  • 集団の空気に素早く合わせる
  • 操作に気づきにくい

という傾向が現れ、結果としてガスライターの代弁者・サポーターになりやすくなります。
悪意がないため自覚がほとんどありません。

◆3. ガスライターの幼少期

(自己愛が過剰・脆弱で、他者を支配して安心を得ようとする)

特徴的な幼少期パターン

  • 親から過剰に褒められ、失敗を許されなかった(優秀さを強要)
  • 逆に、無視・放置され、承認を得るには「役に立つ」必要があった
  • コントロールする親・支配的な親の影響を強く受けた
  • 自分の弱さを見せると否定される環境だった
  • 「勝つか負けるか」「上か下か」という価値観だった

この結果、

  • 常に優位に立とうとする
  • 自分の正しさを守るため他者を歪める
  • 罪悪感より“支配欲”が勝つ
  • 人を操作することで安心を得る

という心理構造が作られます。

ガスライターは「支配しないと不安でいられない人」と言えます。

◆なぜガスライティングが成立するのか?

この三者がそろうと、関係構造が固定化しやすくなります。

  • ガスライター
     弱さを見せないため、他者を支配して不安を解消する
  • フライングモンキー
     強い人に従うことで自分の安全を確保する
  • される側
     従うことで安心を得る幼少期の癖が再燃し、ターゲットになりやすい

これはまさに、

幼少期に形成された「役割分担」が大人の人間関係で再現されるという心理現象です。
ある種の共依存関係が成立しているので、「される側」で辛くてもこの関係にしがみつき、離れられなくなってしまうのです

ガスライティング問題の幼少期と関連のある記事です▼

解決に向けて

まずは、あなたが現実とガスライティングによる妄想を切り分ける必要があります。
感情と実際に起きた事実の切り分けも必要です。

嫌な事は嫌。NOを言う。
そんな風に自分の感覚を信じて行動する事も必要です。

そのために、客観的な記録をとる事。公的な機関に相談する事なども必要となります。

でも、、

この状態にある場合、あなたは相当心が疲れていて、すぐに正しい判断ができず
「歪んだ職場で頑張り続けてしまう」という選択をしがちです。

追いつめられている感覚に自覚があるなら。

その苦しい現場ではない、別の場所のあなたの信頼できる人。。
ガスライティングされているのが職場なら、家族や親友などに「SOS」を出す事が最優先です。

★本当の解決ーもう二度と巻き込まれないために

巻き込まれる原因は、自分軸のもろさ、自己否定と、依存の問題です。
この幼少期感覚から来る、人との関わり方のパターンから、この問題はおこっています。

幼少期の傷や、そのパターンに気付き、その傷を癒していく事。
そして、あなたが新しいパターンを選んでいく事が、根本解決の近道であり、1本道です。

まずは自分の感覚を信じられる力と、自分軸を取り戻すことから始めましょう。
今日できる小さな一歩でも、積み重なれば大きな変化になります。

職場での“されている感”や居心地の悪さは、あなたの弱さではありません。あなたが悪いわけでもありません。幼少期に形成された無意識のパターン、依存心や自己否定が絡み合って現れているだけです。

私自身も過去「ガスライティングされる側」であったし、「フライングモンキー」でした。
根底から自分と向き合う事によって、無理やり頑張るのではなく、本当の強さを手に入れる事で、巻き込まれることも、不本意な加害者になることも、なくなります。

この問題の解決には、ぜひ心理セラピーをご利用ください。
最後までサポートさせていただきます。

それではまた。

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