搾取子のダメ利得ーできないと役立たず、できたら愛されないー

不安
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  • 長女だからわかってくれるよね
  • あなたはしっかりしているから
  • うちは大変なんだから
  • あなたの役目でしょ

そうやって
本来親が果たす役目を押し付けられたり
親子逆転で親の感情の面倒を見る役目をしていたり

役に立たないといけない
ちゃんとしないといけない
親の面倒を見ないといけない

そうでないと家に居場所がなかった
家族の中で受け入れてもらえなかった
そうしないと親がかわいそうだと感じていた

そんな「搾取子」であった人は結構多いですよね。
読んでくれているあなたもそうかもしれません。

そんな幼少期を過ごした子供は大人になってから
・ちゃんとしないといけないと恐怖に駆られてしまう
・損な役割を引き受けてしまう

・他人の顔色を気にしてしまう
・自分を優先できない
・人の役に立とうとして頑張ってしまう

・弱音がはけない
・甘えられない

そんな悩みを抱えやすいんです。
文字通りの「頑張りがやめられない。」「ちゃんとしなきゃが強い」「しんどい。」

でも、真逆のこんな感覚にも悩む人が多いんです。

・肝心なところで頑張っていたことを投げ出してしまう
・いきなり頑張れなくなる
・普段は甘えないけど心を許すと子供かえりしてしまう

・普段はみんなのために頑張るけどいきなり誰とも接したくなくなる
・突然、私には何もできない!とすべての自信がなくなってしまう


そう。
普段の
頑張って、人の役に立って、頼られて、しっかりして、ちゃんとして、できる子で、、、、
そんな自分からいきなり、ダメダメな自分になる感覚です。

これ、原因があるんですよ。

できる子で役に立ちなさいという呪い

搾取子は文字通り
「搾取」されています。

本来親が果たす役目をしたり
親子逆転で親の感情の面倒を見る役目をしたり
親の望むいい子、できる子でいないと


・叱られる
・意地悪される
・困ったり弱ったりされて罪悪感を植え付けられる


そんな「家に居場所がなくなる」「生きていけない」「孤独になる」恐怖の中で
何とか頑張ってきた子供です。

割合としては、やっぱり「長女」「第一子の長男」が多いです。
恐怖の中で自分を奮い立たせて家族のバランスを保っていたんですね。

そうしていたら、
「さすがお姉ちゃん。」
「あんたはしっかりしてるわ。」
「ごめんね。でもあんたにしっかりしてもらわないとお母さん大変。」

などと言われるパターンも多いです。

でも、どちらにしろ
「頑張らない」「役目を果たさない」選択肢はないんです。

この感覚があるから大人になって
・ちゃんとしないといけないと恐怖に駆られてしまう
・損な役割を引き受けてしまう

・他人の顔色を気にしてしまう
・自分を優先できない
・人の役に立とうとして頑張ってしまう

・弱音がはけない
・甘えられない
という感覚を抱えるのは当然と言えますよね。

これが、親からの
できる子で役に立ちなさいという呪い
です。

できるお前は愛さないという呪い

でも。
そうやって頑張ってさえいたら、
手放しで喜んでもらえて愛されるのかといえば、実は多くの場合そうではないんです。

搾取する親
子供を搾取子にしてしまう
子供に役割を押し付ける親


、、というのは未熟なんです。
だから自分の
・不安
・劣等感
・無価値感

を子供に埋めさせている状態です。

子供が恐怖の中で必死で
・親のために
・生きていくために
・家族でいる為に
頑張って、いい子で、できる子で、、いればいるほど、今度は逆に

自分よりできる良い子な子供を見て
・嫉妬
・自分のダメさ
・自分の劣等感

・子供の方が強くなる恐怖
を感じる場合が多いんです。

そして
「子供らしくない。」
「おねえちゃんは難しい事を言う、ややこしい子だわ。」
「できるからっていい気になって生意気。」
「可愛くないわね。」


そんな冷たい言葉や態度をとる親はとても多いんです。

幼い妹や、できない弟、、いわゆる愛玩子を

「子供らしくてかわいい。」
「素直でいい子だわ。」


と目の前でかわいがったりします。
とっても理不尽ですよね。


そして、そんな風に、役に立たせるよう頑張らせておいて
・嫉妬
・自分のダメさ
・自分の劣等感

・子供の方が強くなる恐怖
を感じて意地悪をして、親は

「ごめんなさい。」と謝らせたいし
搾取子が弱音を吐くと安心します。
だから
「わかったらいいのよ。」
「大人に逆らってはダメよ」
「あらできないのね。駄目ね。やってあげるね。」

と優しかったりするんですね。

これが
できるお前は愛さないという呪い
です。

役に立ついい子で、でも私より下でいろ

どうでしょうか。

相反する呪いをかけるのは勿論無意識であることがほとんどです。
結局それは「親が安心したいため」なんです。

そのために搾取子には
「役に立ついい子で、でも私より下でいろ」というダブルバインドの呪いがかかっているのです。

ダブルバインド関連記事です★


その二つの呪いがあると知ると

・肝心なところで頑張っていたことを投げ出してしまう
・いきなり頑張れなくなる
・普段は甘えないけど心を許すと子供かえりしてしまう

・普段はみんなのために頑張るけどいきなり誰とも接したくなくなる
・突然、私には何もできない!とすべての自信がなくなってしまう


この悩みに繋がるのがわかってくると思います。

強烈な
「できる子でいろ!!」と
強烈な
「できない子でいろ!」という呪いを同時に受けているのです。


あなたは生き辛くて当然です。

あなたの人生の価値はそのままでいいですか?

搾取子の生き辛さの正体はここにあります。
ダブルバインドなんです。

大人になった今のあなたは

・できる子でいれば
・役に立てば
・頑張れば
・しっかりしていれば

居場所がある
・できないって言えば
・ダメな自分でいれば
・人より下でいれば

攻撃されない、愛される。

居場所がない、愛されない、、、そんな恐怖が今もまだ心の中に未解決で残っています。

逆に言うと

強烈な「できる自分でいるメリット(がんばる利得)」とともに
強烈な「できない自分でいるメリット(ダメ利得)」がある状態です。

「親に愛されるための方法」を模索していたあの頃の葛藤と恐怖がそのまま
あなたの生き方になっている。

自分の価値を今も誰かに委ねている状態です。


親が自分の
・不安
・劣等感
・無価値感

を埋めるためにあなたに与えたその役割。あなたの価値。

そのままでいいですか?

その価値観、その生き方で苦しんでいる自分を
どうしてあげたいですか?


あの頃から続く葛藤と恐怖から自分を救いたい。
自分を自由に素直に生きられるようにしてあげたい。



そう感じたらぜひご相談くださいね。

複雑な呪いは、一人で解くのは難しい。
でも、諦めなくていいんです。

そのために心理セラピーをご利用くださいね。
とことんサポートさせていただきます。


それではまた。


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